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せっかくお気に入りの着物を着るのだから、京都の寒さに震えて過ごすことは避けたいもの。「冬の京都で着物をレンタルしよう!」と考えている方は、防寒対策についても理解しておきましょう。
「冬の京都は寒い」といわれています。気象庁が発表した、2024年冬の京都市の平均気温をご紹介します。
年間で平均気温が最も低い1月では、平均最高気温が10.2℃、平均最低気温が2.5℃。なぜ冬の京都がこんなにも寒いのかというと、京都の地形が盆地であることに関係しています。冬には夜間に冷えた空気が盆地の底へと流れ込むため、とくに昼夜の寒暖差は大。冬の京都を訪れた際には、「昼間は比較的暖かかったのに、夜になったら一気に寒くなった」と感じるでしょう。
そのため、冬に京都で着物レンタルを楽しむ際は、防寒対策をしっかりとしておく必要があります。
参照元:気象庁|京都(京都府) 2024年(月ごとの値)(https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=61&block_no=47759&year=2024&month=&day=29&view=a2)
冬の寒い京都で着物レンタルを楽しむために、暖かい生地の着物を選ぶことをおすすめします。
たとえば、絹糸を使った「正絹(しょうけん)」の着物は、100%で仕立てられたものであれば保温性◎。正絹は本絹(ほんけん)と呼ばれることもあり、蚕がつくりだす繭からできた糸で作られています。光沢や艶があり、高級な着物によく使われていますが、手の届きやすい価格で正絹の着物をレンタルできるショップもあります。
また、ウールの着物もおすすめ。ウールは羊の毛でつくられた生地であり、保温性に優れています。とくにウールの羽織と着物のアンサンブルを着用すると、寒い冬でも暖かく過ごすことができます。

マフラーやショール、ストールは、着物姿にふわりと羽織るだけで寒さを防いでくれるアイテム。着物姿のときは首元が冷えやすいため、ショールやストールで首元を温めるのがおすすめです。
たとえば、お気に入りの着物とマッチするデザインのショールやストールを羽織れば、おしゃれに防寒できます。ウールやカシミヤ素材を選べば、街歩きなどのカジュアルな装いにもマッチしやすいでしょう。

「着物のシルエットを損なわずに防寒したい!」という方におすすめなのが、着物専用の羽織やケープ。たとえば、羽織を着物の上から着用すれば、「着物らしいシルエットやデザイン」のまま防寒が可能です。肩から腰までカバーしてくれるうえ、動きやすさも確保できるため、着物姿での冬の散策時にもぴったりでしょう。
また、着物専用のケープもおすすめ。モコモコとしたかわいいデザインのケープと着物をコーディネートして、おしゃれと防寒を両立させてみてはいかがでしょうか。

手袋やアームカバーは、ショールやストール、羽織、ケープなどと一緒に合わせるのがおすすめです。 寒い冬の京都では、手元もしっかりと防寒しなければ手がかじかんでしまいます。ウールやカシミヤ素材の暖かい手袋やアームカバーを着用して、かわいく防寒しましょう。
「手袋をすると手先が使いにくくて不便…」と悩む方は、ハンドウォーマーもおすすめ。ファー付きタイプのハンドウォーマーなら、手首を温めながらスマホ操作も楽々。柔らかい毛並みのアイテムを選べば、着物姿を上品にみせてくれます。
足袋インナーや足袋カバーは、足袋に合わせて重ね履きにすることで防寒します。冬の京都は足元も冷えやすいため、足元の防寒も万全にしましょう。
素材は、フリースや発熱素材がおすすめ。また、雨や雪が降っているときに散策する場合は、撥水タイプの足袋カバーやコハゼ付きの防寒足袋などを着用すると良いでしょう。
しっかりと防寒対策をするために、着物用のインナーも着用しましょう。着物用のインナーは衿ぐりや袖口が広く設計されており、重ね着をしてもシルエットはすっきり。薄手でも保温機能の高いインナーもあります。
また、洋服用のヒートテック(発熱素材)をインナーとして着用することもできます。首元広め・袖短めのヒートテックを選べば、着物から見えにくいでしょう。
「お腹や足元をしっかりと温めたい」という方には、和装用のステテコやレギンスの着用をおすすめします。
ステテコというと男性用のイメージがありますが、女性が着用することを想定してつくられた商品もあります。和装用ステテコは着物のラインを崩さず裾さばきをしやすいように設計されているため、着物下に着用しても邪魔に感じません。
また、レギンスタイプのインナーなら、足首までしっかりと保温してくれます。二重足袋や足袋インナーと組み合わせることで、寒い街中でも快適に過ごせるでしょう。
ひとくちに「京都の冬は寒い」といっても、その日の気温によって「ちょうど良い服装」は異なるもの。そこで、15℃以上・15℃~10℃・10℃以下のケースに合う防寒対策をご紹介します。
着物レンタルをして京都を散策する日の気温が15℃以上の場合、羽織は不要です。袷(あわせ)の着物だけでも過ごしやすいでしょう。
ただし、「寒がりだから心配」という方は、薄手のショールや単衣の上着を用意しておくと安心です。
また、昼間だけではなく夜間も着物を着て過ごす場合は、寒暖差に注意。昼間は暖かくても、夜はぐっと冷える可能性があります。上着等を用意し、寒くなったらさっと羽織れるようにしましょう。
15℃~10℃の場合は、状況に合わせて着脱できるアイテムを選ぶのがおすすめです。
着物1枚では寒いものの、昼間の気温に合わせた装いでは夕方以降に寒く、夜間の気温に合わせた装いでは昼間に暑い…というケースが考えられます。そのため、羽織やコート、ショールなどで調節すると良いでしょう。
また、足袋については、起毛素材よりも通常の晒し足袋がおすすめ。15℃~10℃の場合は、起毛足袋では暑く不快に感じる可能性があります。
着物レンタルをして京都を散策する日の気温が10℃以下の場合、しっかりとした防寒対策が必要です。
袷(あわせ)の着物に羽織やストールなどをプラスすることはもちろん、発熱素材のインナーや二重足袋、手袋などを用意しましょう。
とくに5℃を下回る日には、裏地に起毛素材を採用した足袋や貼るカイロなどもおすすめです。
なお、京都の冬(12月~3月)は、平均気温10℃以下の日がほとんど。そのためしっかりと防寒することが大切ですが、日中は比較的暖かく夜にぐっと冷える日が多いため、気温やシーンに合わせて着脱できる防寒アイテムを選びましょう。
着物を着慣れていない人にとって、どのくらいの防寒が必要かはわかりにくいもの。しかし、「寒かったら困るから、防寒グッズをあれもこれも持参しよう」と考えると、荷物がいっぱいになってしまいます。
着物レンタル店では、気温に合わせて着用できる防寒アイテムを複数用意しています。そのため、着物用の防寒グッズを自分で用意しなくても大丈夫。心配な方は、普段使いしているショールやヒートテックなどを持参すると良いでしょう。
なお、着物レンタル店で防寒グッズを借りた場合、レンタル料がかかることがあります。そのため、事前にレンタル店に相談し、着物レンタル予定日の天気予報を参考にして当日の防寒グッズを検討しておくと安心です。